報恩講法要
報恩講とは、宗祖親鸞聖人の遺徳を讃え、ご苦労を偲んで勤める浄土真宗にとって重要な法要です。しかし、令和4年の報恩講は、昨年同様、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、内々にお寺の方で厳修させて頂くこととなりました。
そこで、お勤めの様子を映像で記録し、ホームページ上にて公開致しました。
ページ下に御絵伝を少し紹介致しております。
令和4年1月16日 報恩講法要(動画詳細)
6:47〜 頌讃
7:46〜 正信念仏偈(行譜)
31:00〜 御伝鈔(下第七段)
御伝絵について
親鸞聖人のひ孫である本願寺第三代宗主・覚如上人 が、聖人没後 33年に親鸞聖人の遺徳を讃えた 『報恩講私記』 を著わされました 。
覚如上人は、親鸞聖人の三十三回忌法要にあたって、この『報恩講私記』を法要にお参りされた人々に読み聞かせになりました。その後、親鸞聖人がお亡くなりになったご命日をご縁とする法要を「報恩講法要」と呼ぶようになりました。
その翌年、親鸞聖人の遺徳を讃える気持ちをあらたに覚如上人は 『親鸞伝絵』を著わされました 。
『親鸞伝絵』 とは、親鸞聖人の伝記絵という意味で、詞書きと絵とを交互に連ねた絵巻物です。
さらに、伝記と共に、それぞれの場面を絵で表した絵巻物をお作りになりました。この絵巻物を『御絵伝』といい、言葉で書かれた伝記のみを取り出したものを『御伝鈔』と呼ぶようになり、「報恩講法要」において、お寺の余間に『御伝絵』が掛けられ、『御伝鈔』が読まれるようになりました。

「出家学道段」
青蓮院・慈鎮和尚の前で、親鸞聖人が得度(剃髪)の場面。背後に伯父範綱卿がこれを見守っている。
「信行両座段」
法然聖人の門下が、信の座と行の座とに別れて座ろうとしているところ。左で筆を執っているのが親鸞聖人、頭を掻きながら信の座に向かおうとしているのが熊谷直実。


「稲田興法段」
親鸞聖人が越後の国より常陸の国を越えられ、稲田の草庵にてご教化されているところ。
第二軸

第一軸

第四軸
第三軸

